
Vol. 1 のお届けは、旬の豆と、この教材、そしてあなたの記録を残せるマイページ。3 ヶ月の旅は、すでに今日から始まっています。
道具をまだ揃えていない方は、はじめにステージ 0を見てください。最低限必要なものから、おすすめセットまで、ひととおり案内しています。
3 ヶ月後、あなたはきっと豆の袋を開けた瞬間に、その産地や焙煎度合いを、なんとなく当てられるようになっています。
今日は、そのはじまりの日。肩の力を抜いて、スペシャルティコーヒーの世界を、そっと覗いてみましょう。
コーヒーを淹れるという行為は、誰かを想う時間でもあります。この 3 ヶ月が、あなたにとってそんな時間の入口になりますように。

Beans. を設計しているのは、坂本翔(さかもと しょう)。1990 年神戸市生まれ。23 歳で兵庫県内最年少の行政書士として起業した後、SNS マーケティング事業を立ち上げた 株式会社 SSC の代表。著書は累計 20 万部を突破しています。
2024 年、新たな挑戦として始めたのが、このスペシャルティコーヒーの事業。産地から焙煎・抽出まで、全工程を自分の舌と目で辿り、Beans. Coffee&Roasters を立ち上げました。
「体に入れる飲み物だから、誰が、どういう想いで届けているかを見えるようにしたい」── この定期便型スクールは、そんな考えから生まれています。
完璧な一杯じゃなくていい。
自分の手で淹れた、
ただの一杯が、いちばん美味しい。
これから 3 ヶ月、隣で淹れているようなつもりで、ゆっくりとご一緒します。どうぞよろしくお願いします。
コーヒーには、格付けがあります。世界中で流通するコーヒーのうち、SCA(Specialty Coffee Association)が定める 100 点満点の評価で 80 点以上の品質を持つ豆だけが、「スペシャルティコーヒー」と呼ばれます。
産地・生産者・精製方法・焙煎・抽出のすべてが追跡可能で、かつ風味の個性を明確に持つ豆だけが得られる称号です。全世界のコーヒー生産量の、わずか数パーセント。
普段あなたがスーパーやコンビニで口にしているコーヒーの多くは「コモディティ」に分類されます。そこから一段上がったのが「プレミアム」、さらに上の一握りが「スペシャルティ」。
「コーヒーって、そんなに違うものなの?」
── その問いへの答えは、これからの 3 ヶ月で、
あなた自身の舌が、教えてくれます。
SCA による品質分類のイメージ。
上位 5% 前後 ── それがスペシャルティの世界です。
SCA(Specialty Coffee Association)は 2017 年に米国 SCAA(1982 年設立)と欧州 SCAE が統合して生まれた現行組織。80 点基準は 2004 年頃に確立されたもので、世界のコーヒー生産量のうち わずか 5% 前後しかこの基準を満たさない。
「ゲイシャ種」は元々 エチオピア西部 Gesha 地区原産。2004 年、パナマ Hacienda La Esmeralda が Best of Panama で世界に衝撃を与え、一気にスペシャルティの代名詞に。2024 年には Lamastus Family Estates の私設オークションで 1kg 約 13,500 米ドルの高値がつくほど。
コーヒーを飲んだ後、なんとなく胸焼けしたり、頭が重くなった経験はありませんか。それは気のせいではなく、「欠点豆」が原因のことが多いのです。
欠点豆とは、発酵しすぎた豆、虫食い豆、未熟豆、カビが付着した豆など、本来なら取り除くべき豆のこと。これらが混ざったコーヒーは、風味を損なうだけでなく、強い苦味や雑味、そして体への負担の原因になります。
スペシャルティコーヒーの世界では、生豆の段階で「ハンドピック」と呼ばれる選別を行い、欠点豆を徹底的に取り除きます。さらに焙煎後にも再びチェックが入る。手間を惜しまないからこそ、雑味のないクリーンな一杯になります。
ちなみに「深煎りコーヒー」の歴史的発展には、欠点豆の風味を隠すために深く焦がす、という実用的な理由もありました。もちろん、いまは深煎りそのものの魅力を追求した素晴らしい豆もあります。そこは第 3 回で出会いましょう。


SCA では欠点豆を「Primary Defects」と「Secondary Defects」に分類。スペシャルティと認定されるには、生豆 350g 中に Primary が 0 個、Secondary が 5 個以下という極めて厳しい基準を満たす必要がある。
家庭でも、焙煎豆を袋から出したときに「黒ずんだ豆」「極端に小さい豆」「割れた豆」を取り除くだけで、味がクリアになります。プロの所作を一つ、キッチンで真似できる瞬間です。
当たり前のことのようで、忘れがちなこと。コーヒーは工業製品ではなく、赤道付近の山で育つ「農作物」です。
コーヒーの実は「コーヒーチェリー」と呼ばれ、赤く熟すと収穫されます。その実の中にある種子が、私たちが「コーヒー豆」と呼んでいるもの。
このコーヒーチェリーがあなたのカップに届くまでに、6 つの工程を経ています。それぞれの工程で、誰かの手と判断が入る。味わいの個性は、この一つひとつの積み重ねから、生まれています。
今日あなたが淹れる一杯は、
数ヶ月前に誰かが摘んだ実から、
はじまっています。






コーヒーの歴史は長いですが、現代に直接つながる流れは、大きく「3 つの波」として語られます。それぞれの時代で、人々がコーヒーに求めたものが違いました。
大量生産・大量消費の時代。インスタント(1901 年、加藤サトリ博士)、缶コーヒー(1969 年、UCC)が登場し、「安さ・手軽さ・保存性」が価値の中心に。
ラテ・カプチーノ文化の時代。スターバックス(1971 年)などのチェーンが世界に広がり、コーヒーは「味」だけでなく「過ごす時間」として商品化されました。
豆の個性と産地にこだわる時代。品種・産地・精製・焙煎・抽出それぞれに意味を持たせ、ワインのように味わいを語るカルチャーが確立。スペシャルティ/ダイレクトトレードもここから。
最近では、第四の波=サイエンス × テクノロジーの時代が始まっているとも言われます。デジタル抽出、AI による焙煎プロファイリング、ブロックチェーンでのトレーサビリティ。


Beans. Coffee School は、毎月 1 回、教材と旬の豆が届く定期便型のスクール。自宅にいながら、3 ヶ月で 「自分の一杯」 に出会うプログラムです。
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